2018年07月06日

モーリタニアという国


翌日、薄暗いうちにテントをたたんで出発。

出来る限り気温が40℃を越える11時前には距離を

かせいでおきたい。

 本当にモロッコのティズニット辺りから始まった西サハラ

すでに1600km走ってるが、特段砂漠と言うだけで

写真も書く事も無い。ただ走るのみ。

昼ぐらいに70kmくらいまで走って

あまりの暑さに現れた数少ない木の木陰に逃げ込んだ

木といっても砂漠地帯のそれは大きくも無く、

地下水脈のおかげで育った枝には葉っぱなんて無い

イバラのように尖った枝があるだけの木。

葉っぱがないので木漏れ日が漏れまくりだが、

日向よりは数段マシなのだ。

それでも気温は30代後半。

お湯になった水と行動食のビスケットで昼休憩。

その後、昼寝をした。

が暑いので、1時間も寝られない。

もう少し大きな影の出来る木を求めて少し走り出す

走れるかと思って道路に出るが、気温は46℃まで

上がる。確かに物理的には体力的には行けるが、

そのまま走ったら、体調が悪くなって倒れそうな暑さ。

 道路から砂丘があって死角になる所にさっきより

大きな木があったのでそこに退避。

夕方までやり過ごす事にした。

 水は途中の商店やらなんやらで十分確保してあるので

問題無い。

 ここで過ごした5時間程で訪問者が2組。

道路から死角になってて見えづらいが、対向車線からは

少し見えるので、最初の訪問者は4駆に載ってターバン

撒いたおっちゃんが心配して引き返してきて、様子を見に

来た。終始フランス語なのでさっぱりだったが、

自分が倒れてる訳ではないとしって、良い旅をと言って

去って行った。2組目はランドクルーザーに乗った

若い20代の兄弟。

オラオラ系の兄貴とひょろっとしておとなしそうな弟。

お茶しようぜと俺を誘って来た。

車から降りて来た2人は、モーリタニア式のお茶を

淹れるため準備しながら色々話しかけて来た。

兄貴の方が流暢なスペイン語を話すので意思の疎通が

出来た。彼も自分がスペイン語を少々解す事を知って。

おー、アミーゴ、なら、俺たちの前に言葉の壁はないぜと

いって気さくにいろんな事を教えてくれた。

彼は普段ヌアディブというモロッコ国境に近い町に

単身赴任で住んでいて、家と家族は首都のヌアクショット。

今日は丁度ヌアクショットからヌアディブに戻る途中だと言う。

仕事は、シーズンのときはタコの漁師。そう、日本にて消費される

タコの約7割がアフリカ産であり、そのうちの5割がモーリタニア産

となっているというタコ。

そして、もう一つの方の仕事が凄かった。

金を掘っている。という。

丁度自分たちがあったこの地点から北東に140km程いった

荒野の中に金の鉱脈があってそこで働いている。

と自分が取った金のコイン大の塊の写真をスマートフォンで

見せてくれた。彼いわく、彼の友達は5.3kgもの金を掘り出したんだ

と言っていた。ユタカもモーリタニアで俺たちと一緒に

働かないか?と言っていた。

 モーリタニア式のチャイを振る舞ってもらったり

ターバンをくれたり、水やジュースをくれたりと

とても親切にしてもらった。

不毛な砂漠のど真ん中、クソ暑い午後だったけれど

楽しい時間を過ごさせてもらった。

 彼らが去る時間が来てお礼を言って別れた

時間は午後5時過ぎ。大分暑さも和らいできたので

自分ももう一踏ん張り、少し距離を伸ばしておきたい

20キロ程走ってこの日はキャンプした。
posted by yutaka at 17:00| Comment(0) | モーリタニア

2018年07月03日

小屋ホテル


翌日100km程走って

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ガソリンスタンドと商店、宿泊所のある集落に

着いた。

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気温が午後から40度を越えるようになって来たので

午後の走行はキツい。

午後2時頃ここに着いて

泊まれるか?と聞いたら、泊まれると返事が。

しかし、何かを聞いてくる?不明だが

一晩とフランス語の単語を連発して

いくらか?聞くと3000ウギア(1000円くらい)

と言う話。まー、事前にネットで得ていた情報でも

そのくらいの相場だったのでお願いした

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中の様子。

結構広く5人くらいが寝れるようにマットレス

と枕が置いてあった。

商店で牛乳やら飲み水を買って来て

最近のマイブームのカフェオレを淹れたり

動画の続きを見たりして過ごした。

GOPR2746.jpg

夕方に夕飯を作って済ませ

午後8時過ぎた頃、扉を叩く音が。

はて?と思って明けると

3人の男。どうやらここの管理者の様

何やら言っているがどうも時間が来たから

出てくか、延長ならさらに3000払えみたいな事

を言っている。???

宿という認識で、一晩泊まりたいといったにも関わらず

???

と思ったが、ここで追い出されても外はもう暗くなって

るし風が凄い。

 出る気にもなれないので3000払って延長。

合計6000ウギア(1900円程)と日本の感覚

からしたら安いと思われるかも知れんが、

トイレは共同で超汚い、シャワーなんて無い。

モロッコでシャワー、トイレ共同で、サクサクなネット

が付いて部屋広くて奇麗で500円とかで泊まれてたので

自分たちに取っては感覚としては高い。

向こうの主張することも推測で理解するしかないので

最初午後2時にチェックインして午後8時に料金再徴収

に来たので6時間3000ウギアなのか??

とも思って、そしたら今度は午前2時にまた来るのか?!

とも思って心配したがそれは無かった。

が、デイユースとナイトユースがあるのか?

午後2時から6時間で3000

午後8時からあさは何時までか分からないが

9時と言っていたような。。。仮に8時までとしても

12時間で3000ウギアということなら

システムとして変じゃね?

それに過去にこのルートを走って同じ宿を

利用したサイクリストの日記にはそんな事は

書いていないし、相場も3000〜5000らしい。

 特に掃除してある訳でもなく汚い小屋が。

と思い翌日薄暗いうちに出発。

昼まで走って12時頃。

100km走って

再び、今度は家族経営っぽいAuberge(オーベルジュ、

フランス語で宿泊施設の意)の看板を発見。

もう、とにかく暑いのでもう走る気力も無い。

キャンプ出来るならしたいけれど

風が強いので風がしのげる様な場所が見つけられない

し、日中は気温45〜6度まで上がる中

テント張って中で休む事など無理なので

すがる思いで立ち寄る。

 荒野にポツンと3家族くらいがテントを張って暮らしていて

その周辺に2個くらい小屋があった。

おばちゃんが出て来て交渉する

一晩泊まりたいと昨日の事もあったので何度も念を

押して値段を聞いたら5000ウギアとの事

昨日はトータル6000だったのでそんなもんか

と安心して泊まる事に。

このおばちゃんが歯が痛いのか?奥歯を見せながら

手に持っている薬を見せて、いい薬?効く薬持ってない?

とジェスチャーで聞いて来た。虫歯だらけでガタガタの歯。

こんなド荒野のド田舎に住んでいて、ろくに教育も受けてない。

??というか学校なんて見なかった、国境からここまで。

甘いお茶や飲み物を小さい頃から飲んで暮らして来て

ろくに歯も磨いてこなかったのだろう。

見た目は自分より年配に見えたが、子供が小さいので

下手したら30代か。自分よりは若いのかも。

やっぱり、教育や知識は大切だと再認識した。

 さて、5000だと1550円ほど。

小屋はお世辞にも奇麗ではないが、

ま寝るにはま〜、寝られる場所。トイレは無いらしい

もちろんシャワーなんて無い。これで1550円。

そして、休んでいて夕方6時過ぎ頃、

知らないオヤジが入り口から顔をのぞかせ話しかけて来た。

どうも、ここの旦那らしい。

最初、自転車持って警察のところまで行って寝なさい?的な

事を言って来た。???

はて??

確かに2キロ程手前に検問所があって警察が常駐している。

しかし、ここはオーベルジュの看板出してお金取って

人を泊めてる宿泊施設なんだろ??

なんで金払ったのに出て行って警察のとこで寝るの??

とお互い言葉が通じなくてもどかしい時間が経過する。

なんとかジェスチャーや筆談を交え会話をする

結局、おぼろげながら向こうの言わんとする事を

読み取った。8:00〜8:00と地面に書き出す

オヤジ、そしてもう5000ウギアを払えと言っている

昨日と同じだ。しかし、未だ6時過ぎやし

こんなトイレもシャワーも無い小屋に3000円って

高いよね。それに最初は出て行って警察のところで寝ろ

と言ってたし。おかしいよね。と思いながら5000ウギア

を払い直した。とりあえずその場は収まった。

かに見えた。しばらくして最初に対応してくれた

女性とオヤジが戻って来てさっき渡した5000ウギア

を返して来た。それで夜は泊められないからやっぱり

警察のところへ行けと言っている。

もー、あまりにもめんどくさいので

黙って荷造りして、ありがとうを言ってこの場を後に

走り出した。夕方6時過ぎ。

もう大分、日差しも傾いて来て気温も36℃くらいと

走れる。だって日中は46℃とかまで上がるので。。。

オヤジの言うように警察の詰め所までは戻らないと

行けないので辞めて、5キロ程先に進んだ道路脇を

入って行った道の死角でキャンプをする事にした。

 言葉ってなかなか大変だ。気持ちが通じると楽しくも

なるが、そうでないとめちゃくちゃ疲れたり嫌になったりする。

今日は、一晩寝てリセットしよう。

あと2日で首都のヌアクショット。

そこでしばらく休養できるから。

しかし、小屋ホテルの料金は納得いかん。
posted by yutaka at 12:00| Comment(0) | モーリタニア