2018年05月09日

合法的恐喝?


その日はスペインに入った翌日だった。

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アップダウンの多いルート。

相変わらずポルトガルのように続く道路脇の柵。

そんなのにイライラしながらも走って12時少し前に

ヘレスと言う町に入って、スーパーマーケットによって

食材を購入。

 そしてまた走り出した。町を出るとまた、広大な森が

広がり、アップダウンの多いルート。続く道路脇の柵

相変わらずだ。

 そんな時ふっと考え事をしていて、以前ポルトガルに

入国する1日前、北部のカスティリーヤ・レオン州を走って

居た時、小さな町で警官2人が立っていた。警官が話しかけて

来て、ヘルメットは?と言う。自分は以前持っていて

使っていたが、暑い東南アジアを走っていた時、被っていて

蒸れるのが嫌になったのと、持って運ぶのが邪魔になったので

処分した。それからずーっと持っていない。

そうすると警官が、ヘルメット着用は義務。次の町で買いなさい

と言われた、罰金とかなんとか言っていた様な気がしたが、

そのときは注意のみで終わった。

今まで走ってきて、スペインは既に1ヶ月近く走ってるのに

初めて言われたぞと思った覚えがある。

その後、もちろん、スペインの為にヘルメットを買う気も起らず

そのままポルトガルへ、ポルトガルでは何も言われなかった。

その事を思い出していた。地域によって取り締まりが厳しい州が

あるのかも、今度同じ事言われたらどうしようか?なんて思いながら

走っていた。

 すると1台の車が追い越して行った、警察の車。

おっと。と思っていたが、そのまま通り過ぎて行った。

その後を1台のデカいBMWのバイクが続く、コレも警官。

が、そのまま追い抜いて行く。

あ〜、そんな事考えてたら警官が通り過ぎて行ったのでギョッと

したが、通り過ぎて行ったなあと思っていたら、もう一台

バイクが。。。。

自分と同じ速度で走ってすぐ脇を並走し始めた。

見遣ると、ヘルメットは?と言っている。

ヘルメット着用は義務だと言っている。

ヤベ〜、このタイミングかよ!と思いながら

走ってると、持ってないのか?と警官。

持ってないと言うと、何故か通り過ぎて行った。

いや〜危ない危ないと思って走る。

しかし、持っていないと言うだけで行ってしまった

けれど、その程度のもんなんだなと思って走っていた。

2〜3キロ森の中を行く国道を走ると

路肩のあるエリアに先ほど追い抜いて行ったバイク警官

が2人待っていて、止まれと言う。

ヤバい、仕方が無いので止まって

話を聞く。お前、ヘルメット持っていないのか?

持ってない。

持ってない?ヘルメット着用は欧州連合圏内では義務だ。

??欧州圏内??

スペインだけでなく??

そうだ・

イタリアも?

そうだ、おまえどっから来た?

いや昨日ポルトガルから来たけど。

ポルトガルもそうだ。と警官。

ブルガリアは?ギリシャは?

ブルガリアも、ギリシャもそうだ

と言う。そんな事スペインに来てしかも1ヶ月以上

経ってから初めて言われましたけど。。。。

イタリアでは親切な警官に何度も絡む機会があったけど

1度もそんな事言われませんでしたが。。。。と思って話してた。

知らなかった体で、次の町で買いますと言ったが、

否否、駄目だ、義務違反だから、罰金だ100ユーロ払え

と警官。

!!!!????100ユーロ!!!???

高えよ!!

何度、次の町で買うと言っても聞く耳持たず

どうやって払う??カードか?現金か?

と聞いて来るのみ。

仕方が無いので渋々、現金で。と言って払う事に。

その後、タブレット端末を操作してキップを作成する警官

サイトで罰則についての法律?を見せて、そうだろ?

と言ってくる。

 バイクや装備品、タブレット端末や、それにつながって

キップを作成する印刷機を搭載したバイクの後部座席、

それらから言って偽警官ではなさそう。

この罰金は俺たちに払ってるんじゃないぞ、政府に行くんだ

この金は。と説明してくる。

 公権に逆らうのは身の為にならないと思ったので、

そのときは素直に払って、手続きが終わるまで警官と色々世間話

をしていた。自分の署名、警官2人のサインの入ったキップと領収書

を受け取っる。次の町で購入を約束させられた。

もし次の町で買えず、また、別の警官に捕まったらまた100

払うのか?と聞いたら、今日はこのキップと領収書を見せろ

そうすれば免除とのこと、でも明日以降はまた100だと言う。

別れてから考えて走ってたが、時間は12時半頃。

コレから町に着いたら1〜2時頃。

シエスタで店閉まってんじゃん。

仮に今日買わずに、あるいは買えずに、明日、

買おうとしても、明日日曜日じゃん。店閉まってんじゃん。

と思って走ってた。

町に着いてさらっと走って自転車屋を探してみたが

無い。タブレット端末の地図アプリで探しても

町が小さいのでなさそうだ。

あとスペイン走行は今日と明日、それでセビリアに着いて

セビリアからスペイン、ヨーロッパ側最後の町アルヘシラス

まで2日、船で対岸のセウタを10数キロ走るのみなので

ざっと5日。たったその為だけに買うのもバカらしい

が、また見つかって罰金になったらそれももっとバカらしい

、しかし、100ユーロもあったらめちゃくちゃヘルメット

の良いのが買えるじゃん。それを罰金とはいえ取られて

その上、使いもしない物を買えとは。。。

その後、町を出て休憩した時に考えた。

いつもはタブレットの地図アプリがナビゲートする

自転車モードにしたルートの道に沿って走っていた。

これは高速や自動車専用道路を避け、国道のような

幹線道路もなるべく避けてナビゲートする。それ故に

遠回りになるのだが、そんな道は交通量も少なく

走りやすかった。だが、今日はそれに沿わないで

少し交通量は多いが国道を走っていた。そこで捕まった

ので、それがいけなかったのか?

しかし、この後、また捕まっても面倒なので

持っている帽子を被って走る事にした。

なにも被ってないより、被っていれば見た目にすぐには

判断つかないかな。と思い。

 その後、次の町で、別のバイク警官が対向車線の

道路脇で止まってスマホをいじっていた。

ドキッとしたが、知らん顔で走って行ったら、

スマホに夢中のせいか、帽子のおかげか、何も言われなかった

、しかし、こんなに警官を見たのは初めてだ。

交通安全週間?取り締まり強化期間か何かかも知れない。

その後はずーっと会わなかって、1日の走行終了

道路の脇に旧道の残骸を見つけてそれを入って行った場所の

死角にキャンプした。

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夕飯を作りながら色々、今日1日起った事を

整理して考えていた。

100ユーロ(およそ13400円)罰金って

日本でも、こんな軽違反で取られないよな。

そもそも、ヘルメット着けてないだけで罰金なんて。

しかも、外国人に。住んでる外国人なら分かるが

パスポートや、自分の旅の話(旅の話もした)から

明らかにツーリストと分かるのに、1回目で罰金取るか?

普通。着用義務を知らなかったかも知れないのに。

2回目で知っていたけれど、1回目は別の州、しかも

記録も何も取られていないので、完全に1回目である。

確かに規則は規則かも知れないが、大人として取らないだろう。

しかも欧州圏は全部そうだと言っていた。

これも、すでに、ギリシャ、ブルガリア、イタリア、

フランス、スペイン、ポルトガルと走って来て

初めて言われたのがスペイン後半である。ユーロ圏を

ゆうに3ヶ月弱走って来て初めて言われましたけど。。。。

イタリアやギリシャでは複数回警官と絡むことがあったけど

みんな親切で、ヘルメットについては全く何も言ってなかった

けどね!!!

この100ユーロは15日以内に払った場合の50%オフの

金額だと言う。本当は200ユーロとの事。

高すぎる。

100ユーロなんて生活費5〜6日分だぜ。

アホくさ。

ヨーロッパは本当に走っていて詰まらないなあと

思っていた後半戦。さらにその面白く無さに拍車を

かける出来事で本当に凹んだ日だった。

2018年4月28日、走行99.2km。

posted by yutaka at 16:00| Comment(0) | スペイン