2016年10月16日

新しい道


2012年3月3日。

帰国してからもう4年7ヶ月。

2009年6月末にスタートした世界ツアー。

旅の期間中も実に色々な出来事があった。

2年8ヶ月の旅、最初に描いた絵面にはまだ、半分も

到達していなかった。それに、資金もまだ半分残しての帰国だった。

あの時の僕は、一旦帰国する選択をした。

今思えば、時節も、資金も健康も、年齢もすべて、

描いた夢を続けることが出来る条件が揃っているという

のに、描いた夢を中途で辞めるという決断を下した。

それは長旅の中だるみであったろうし、寂しさであったろうし、

将来に対する不安であったろうし、現実からの(旅が毎日、旅が

現実)の逃避だった。

 帰国してから、2年程、自分なりに進む道について悩み、試行錯誤していた。

が、なにかこう、しっくり来ない青写真であったり、苦し紛れに選択してみた

あまり興味の無い道であったり、結局うまく行かず、

そんな道だったから行くはずも無く。

そんなとき自分に正直になって問いただした。

何がしたいのか?

 自分が生まれて初めて、感じたあの「生きてる!!」という感覚、圧倒的な達成感、

改めて感じる自然の雄大さ、美しさ、数々の『出逢い』と別れ。

 僕はあの期間の間は間違いなく、自分史上いちばん若く、力強く、輝いていた。

年月は、気がつけば、思いも寄らないスピードで過ぎて行き、

やがて、いつか、昔の自分なら難なく出来ていた、やろうと思えば出来る

要件を満たしていたのに、出来なくなる時がやってくる。

それが、いつなのかは分からない。しかし、確実にやってくる。

 そう、思った時、本当の後悔を知ることとなった。

よく、同じ後悔するなら、やらないで後悔するより、やって後悔するほうがいいと言う。


 あの時、自分でやらない選択をした、あれからもう5年弱経とうとしている。

あの頃より時は流れ、歳をとった。なぜ、あの時続けていなかったのだろう?やり切って

帰国したならば、次の道でまた夢がみれただろうに。やりきれるかどうか分からないけど、

やれるだけ、余力を残さずにやりたい道をやりきってたら、後悔するようなことがもし

出てきたとしても、納得出来ると思う。

『俺は、やりきった』

と。

 そうだ、未だ今なら間に合う、今なら未だ出来る、チャレンジ出来る、もう一度、

あの場へ戻ろう、あの、熱くたぎる毎日に。めくるめく美しい絶景に。名も知らない辺境の街へ

旅ならではの縁のある出会いを求めて。全身を使って自分の足で進む最高に贅沢な旅。走行の後のうまい飯と

酒。

 そう、思ってからの2年4ヶ月だった。長かったけど、もう、あと2ヶ月半!


2017年1月から、チャリ旅、いよいよ再開です!!

 

始まりの地は 中国、上海。 ユーラシア西方遠征編の始まりまでもう少し

今度は悔いの無いようやりきってきます!
posted by yutaka at 19:46| Comment(0) | 日本